— 私たちについて
About Us
札幌に、サルバあり。
このページは、TOPページでは語り尽くせなかった私たちの「これまで」と「これから」、そして今回の挑戦にかける泥臭いほどの想いを詳細に綴ったものです。どうか少しだけ、お時間をいただいてお読みいただければ幸いです。
— 私たちについて
Story
熱意を武器に走り抜けた8年間

「金なし、コネなし、信用なし」からのスタート。
札幌ではまだ「浅煎りのスペシャルティコーヒー」という選択肢がほとんど存在しなかった8年前。私はSALVADOR COFFEEを、その魅力を伝えるオンリーワンのコーヒーショップとして、中央区の石山通駅という古き良き住宅街エリアで創業しました。
1年半勤めたスターバックスを退職し、25歳で独立を決意した日、私の全財産はわずか10万円でした。思い返せば、なんて無謀な挑戦だったのだろうと思います。
スターバックスでコーヒーの奥深さと、カウンター越しに生まれるコミュニケーションの面白さに魅了された私は、「プロとして、コーヒーと真摯に向き合い、そして1杯のコーヒーから生まれる感動の瞬間をみんなと共有したい!」という衝動と、「20代の貴重な時間を、いつまでもアルバイトで消費してられない!」という漠然とした焦りを胸に、暗闇に向かって走り出しました。
「当面の資金繰りは、バイトをしてでも頑張りますから!」と融資担当の方に頭を下げ、なんとか集めた、わずかな開業資金。
おしゃれなパン屋さんの横とはいえ、10年間空きっぱなしで夜逃げ状態で放置されたスケルトンのテナントを前にして、きちんとした業者に頼むお金なんて当然ありませんでした。

そんな状態で、なけなしのお金で頼んだ業者は途中で資金を持って逃亡し、いきなり社会の厳しさを感じたこと、今でも覚えています。
スタバ時代のお客さんや友人たちに助けられながら、毎日床を剥がし、壁や天井を塗り、カウンターを作り、什器を揃え……漆喰だらけになりながら、文字通りすべてを自分自身の手で作りました。私のDIY史上、最高傑作は、あの立て付けの悪いトイレのドアです。笑

それだけ苦労して立ち上げたお店をオープンして2ヶ月、私は資金がショートするかもしれないという最初の壁にぶち当たり、途方に暮れました。
融資担当の方に、「やっぱりお金足りませんでした!」と電話して、追加の融資を相談すると、「あなたバイトしてでも頑張るって言ったじゃないですか!」と叱咤激励をされました。
「確かに言った!!!」
自由とは責任を全て自分で負う覚悟と引き換えに得られるもの。自分の言葉に責任を持つことが大切なのだと、思い知らされました。
その事実を身をもって感じた私は、寝る間も惜しんで経営について勉強し、来る日も来る日も試行錯誤を繰り返しました。本気そのものでした。
「バイトせずに、コーヒーだけで生きていけますように」と三吉神社の賽銭箱に5円玉を入れたあの日、不安でいっぱいでした。
当時の私にあったのは、感動を多くの人に伝えるために、店を少しでも長く続けて感動の数を増やしていくために、とにかくがむしゃらに頑張ろうという気持ちと、なんとかなるという根拠のない自信と、誰にも負けないコーヒーへの「熱意」だけでした。
あれから8年、いやあ、なんとかなるもんですね…!笑
本当に、いつも応援してくれる皆様のおかげだと思います。心から感謝しています!
— Enthusiasm is Contagious
Philosophy
「熱意は伝染する」という哲学の証明
スターバックスでコーヒーの道に進んで以来、私が一番大切にしてきたのは、尊敬する上司からいただいた「熱意は伝染する」という言葉です。
プロとしての仕事をやり遂げた時、お客さんの中で、何かが変わる瞬間を垣間見ます。
私たちコーヒー屋が社会に与えられるインパクトは微々たるものですが、たった1杯のコーヒーと短い会話の中で、人々の心を豊かにできることに、とても価値を感じます。
コーヒーのプロとして、今一番美味しいコーヒーを提供するのは当たり前。
「その熱狂の渦に人を巻き込むことが我々の仕事の本質であり、文化を作るということなのだ。」そう考えた私は、開業1年目から毎月ドリップやラテアートの大会を主催し続けました。

若手バリスタたちが腕を磨く場所を作り、プロとしての在り方を伝え、札幌のスペシャルティコーヒー文化を育むことに奔走してきたのです。


その結果どうなったか。
当店のカウンターで熱意に当てられ、なぜか異業種からコーヒーの世界へ飛び込んだ人が何人もいます。間借り営業からスタートし、ついに自分のお店を持つ夢を叶えた仲間たちがいます。
SALVADOR COFFEEは単なるカフェではなく、人が交差し、人生が変わる「熱意の発信源」なのだと、胸を張って言えます!